ニュージーランド留学は、日本を離れ、ニュージーランドの地で現地の言葉を駆使し、いろいろな人と触れ合いながら、多くのことを学べるチャンスです。帰国するまでの期間をどのように生かせるかは自分次第。充実した日々を送れるよう、心身ともに万全の体制を整えておくことです。ニュージーランドについての役立つ情報をここでご紹介しましょう。
ニュージーランドの気候・衛生状態・治安についての基礎知識
一般的には、安全な国だと思われているニュージーランドですが、しかしこの国の治安状況は安全とは言えず、多くの旅行者が窃盗事件の被害に遭っています。特に繁華街は治安が悪いため、一人で出かけたり、夜間に外出したりするのは極力控えたほうがいいでしょう。
衛生状態については深刻な問題は発生していませんが、寄生虫の危険もあるので刺身やカキ等の魚介類を生で食べることは避けましょう。水道水は特に安全性には問題はありませんが、ミネラルウォーターの方が無難です。
ニュージーランドではサーフィンや乗馬などを楽しむ人が増えていますが、ケガの発生率も高くなっています。心身ともに準備を怠らず、慎重にチャレンジしてください。
ニュージーランドの医療事情
ニュージーランドは、福利厚生が充実していることで知られています。私立の病院と公立の病院があり、基本的には私立の病院で受信することが多いのですが、緊急の場合には公立の病院にかかることもあります。
医療体制としては、一般開業医(GP)、専門医、病院、薬局、検査機関の5つの分野に分かれていて、一般的にはGPで診察を受け、GPが専門医の診察が必要だと判断した場合に、専門医の紹介をしてもらえることになります。面倒な手続に見えますが、実はかかりつけの医師のところで総合的な管理をされているのだと思いなおせば、むしろ合理的なシステムト言えるでしょう。患者の勝手な判断で突然専門医を訪れても、迷惑なだけかもしれません。
救急車が必要な時は要請に応じてもらえます。公営の救急車であれば無料ですが、民営の場合は有料となります。ただし、留学保険に加入していれば、その費用も補償の対象と認められるので、自己負担することはありません。
ニュージーランドの医療機関で安心して受診するために覚えておきたいポイント
ニュージーランドの法律では、大学に通う学生すべてに対して医療保険の加入を義務付けています。語学学校に通う学生の場合も同様の義務を負うことになります。
実際に、ニュージーランドの医療機関を使用した場合の治療費や手術代は非常に高額になるので、いざというときのためにしっかりとした補償をつけておき、本来の勉強に集中できるようにするための、国を挙げての施策なのかもしれません。
日本の一般的な留学保険ならば、日本語のサポートが充実しているし、補償内容を広くカバーしているのでおススメです。ただし保険に加入するときにかかる費用は安くはありません。必要な補償を賢く選択していく必要があります。
逆に、保険料を抑えたい場合は、クレジットカード付帯保険を選択することも可能です。ただし旅行期間に制限が設けられていたり、支払条件を満たしていなければ加入できないなどの問題もあります。中には、クレジットカード付帯の海外旅行保険を認めていない学校もあるので、十分な注意が必要です。